労災保険の給付額を再雇用後の賃金に合わせ低く算定されたことを不服として、アスベスト(石綿)被害の労災認定を受け死亡した北海道室蘭市の男性の遺族が5日、北海道労働者災害補償保険審査官に審査請求した。
請求期限は給付決定通知から3カ月だが、毎月勤労統計の不正調査による過少支給の発覚で今年5月、追加支給決定通知を受けたため審査請求が可能になり過去の給付額の算定自体を不当と主張した。
代理人の「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」の沢田慎一郎さんは「全国に給付額を是正されるべき患者や遺族がいる。新たな給付決定は救済のチャンス」と同会への相談を呼び掛けている。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース