新型コロナウイルスに88人が感染し、クラスター(感染者集団)が発生したとされる松江市の立正大淞南(しょうなん)高校で、8日に最初に感染が確認された男子生徒が発熱の症状が出た後、いったん平熱に下がったとして登校していたことが分かった。88人はサッカー部員86人と教員2人。朝日新聞の取材に10日、同校の上川慎二教頭がこたえた。
10日夜、市は同部員以外の生徒や教職員計約200人のほか、一部サッカー部員を対象に再検査でPCR検査を実施した結果を発表。当初陰性だったサッカー部員と野球部員、陽性が確認されたサッカー部員の同居者の計3人の陽性が新たに確認されたという。検査結果の出ていない生徒は96人いるという。
上川教頭によると、男子生徒は寮生で、5日夜の就寝前、38度台の発熱があったが翌朝平熱に下がったとして登校。約30人のクラスで授業を受けた。午後に体調不良を訴えて早退し、寮で療養したという。
感染した生徒のうち約80人が寮生。寮は2人一部屋で共同風呂で、食堂は1カ所。上川教頭は「寮生活や遠征での感染症対策はとっていた」と説明している。
同部は8月上旬、香川県や鳥取…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル