全国的に厳しい暑さとなった11日午後、東日本を中心に39度を超え、今夏最高を更新する地点が相次いだ。気象庁によると、午後2時半ごろに群馬県伊勢崎市と桐生市で、ともに観測史上最高となる40・5度を記録した。埼玉県鳩山町で午後1時49分に40・2度を記録した。
ほかに東京都青梅市で39・6度、八王子市で39・3度を記録。前橋市でも39・8度を記録した。午後2時までに全国219地点で35度以上の猛暑日となった。
同庁と環境省は、関東と山梨の1都7県に熱中症警戒アラートを出し、外出をなるべく避けたり、屋外での運動を原則控えたりするよう求めている。アラートは、今月から関東甲信の9都県で試行されている新しい警報。このほかの地域でも、予想最高気温が35度を超える高温注意情報が出されている。
【動画】熱中症対策が気になる季節。今年はコロナ対策との両立で、より注意が必要と医師が指摘します
新型コロナウイルスの感染防止のため、日常生活でマスクを着ける人が増えている。東京消防庁は熱中症を防ぐために、屋外で人と2メートル以上の距離が確保できる場合にはマスクを外すことや、マスク着用時は強い負荷の作業や運動を避けてこまめに水分補給することなどを呼びかけている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル