昨年7月の参院選をめぐる買収事件で、東京地裁は17日、公職選挙法違反(買収など)の罪で起訴された前法相で衆院議員の河井克行被告(57)と、妻で参院議員の案里被告(46)の初公判を25日に開くことを決めた。
初公判以降、12月18日まで毎週1~4日のペースで公判を開くことも決めた。
克行議員は地元議員ら100人に計約2900万円を渡し、案里議員はこのうち5人に計170万円を渡したとして7月8日に起訴された。夫妻は起訴内容を否認しており、無罪を主張する方針。
公選法の規定により、公判は起訴から100日以内の判決をめざす「百日裁判」の対象だが、100日以内に終わらないことが確実になった。
河井夫妻の弁護人は起訴後に2度保釈を請求したが、いずれも退けられた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル