西日本豪雨から1年となった6日、土砂災害で犠牲者が出た広島県坂町小屋浦地区の天地川沿いで、阪神大震災と東日本大震災の被災地から届いた火が千個の紙灯籠にともされた。灯籠には復興への願いが書かれ、被災者らが静かに鎮魂の祈りをささげた。
「がんばろう小屋浦!」「いつまでも忘れない」。堤防に壊れた部分が目立つ川沿いに並べられた紙灯籠にはメッセージが記されており、住民らがろうそくで一つずつ火を付けていった。
紙灯籠には阪神大震災で被災した神戸市のガス灯「1.17希望の灯り」や、東日本大震災後に神戸市から「分灯」された岩手県陸前高田市と大槌町のガス灯の火が使われた。
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