三菱ふそうトラック・バスの「キャンター」など小型トラックの盗難が全国で相次ぐなか、福岡県警が本格捜査に乗り出した。24日、男女5人を窃盗の疑いで逮捕。海外への部品転売を狙った組織的な犯行とみて詳しく調べる。
捜査3課によると、逮捕されたのはペルー国籍の無職シリアコ・カスティージョ・ラウル容疑者(48)=福岡市東区=ら5人。逮捕容疑は7月8~16日、大分県中津市の土木建設業者の車庫からトラック1台を盗んだというもの。認否は明らかにしていない。カスティージョ容疑者ら男3人が盗みの実行役で、ドミニカ共和国籍の男とその日本人の妻が営む福岡県古賀市の自動車解体施設・ヤードで解体し、部品を輸出していたと同課はみている。
県警は2017年以降、福岡、大分両県でトラック数十台の盗難被害を確認。捜査関係者によると、盗まれた車の多くはキャンターのクレーン付きタイプで、型式は数十年前のものだった。今回逮捕された男3人のうち1人は「コンテナでまとめてドミニカに輸出した。日本車のエンジンは故障も少なくよく走り、需要がある」という趣旨の供述をしており、県警は他の盗難事件との関連を調べる。
キャンターを含む小型トラック…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル