昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公職選挙法違反の罪に問われた前法相で衆院議員の河井克行被告(57)と、妻で参院議員の案里被告(46)=いずれも自民党を離党=の初公判が25日、東京地裁(高橋康明裁判長)であった。
6月18日の逮捕から68日。25日午前10時すぎ、東京地裁104号法廷に、いずれも黒のスーツを着た河井夫妻が順番に現れた。克行議員は裁判官や傍聴席にそれぞれおじぎをして弁護人の前の席に腰を下ろし、数分遅れて入廷した案里議員も同様に一礼して着席した。
新型コロナウイルス対策として、傍聴席には空席が設けられ、夫妻はマスクをつけていた。
夫妻は高橋康明裁判長から促され、証言台の前に並んで立ち、名前などに続いて、職業を答えた。
「衆院議員…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル