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安倍総理は28日午後5時から、官邸で記者会見を行います。官邸で行うのは約2カ月半ぶりで、自身の体調についても説明するとみられます。また、新型コロナウイルスに関する今後の取り組みについて詳しく説明する方針で、軽症者や無症状者への対応や、検査体制を大幅に強化することなどが、含まれているとみられます。ANNでは、その会見で発表される内容を独自に入手しました。 ◇「原則入院」の見直し
これまで新型コロナウイルス感染者は原則的に入院することになっていましたが、医療機関や保健所の負担になっていました。今回の見直しでは、軽症者や無症状者について、宿泊施設・自宅での療養を徹底し、入院治療は重症者に重点化するということです。 ◇秋・冬に向けた検査体制の拡充
インフルエンザとの同時流行を見据えて、検査体制を抜本的に拡充するとして、抗原簡易キットによる検査を一日平均20万件程度に増やすということです。また、流行地域では医療従事者や入院・入所者全員への一斉・定期的な検査を各自治体に求めることや、希望する高齢者などへの検査を国が支援することが含まれています。 ◇ワクチン接種の環境整備
来年前半までに全国民分の確保を目指し、健康被害が生じた場合の救済措置の確保、賠償が発生したメーカーの損失を国が補償するといったように、今後起こるかもしれない問題についての対応を示したものとなっています。 ◇海外との往来緩和に伴う検査体制の拡充
入国者の増加に備え、来月には成田・羽田・関西国際空港で1万人超の検査能力を確保することや、ビジネス目的の出入国者のための検査センターを立ち上げるとしています。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース