6日午前11時ごろ、福島県会津若松市の猪苗代湖で「ボートが人を巻き込んで、けが人がいる」と110番通報があった。県警によると、千葉県野田市の豊田瑛大(えいた)君(8)が死亡。ほかに母親(35)と兄(10)、栃木県栃木市から来ていたもう1家族の男児(8)も巻き込まれ、重軽傷を負った。
県警や消防などによると、2家族のうち4人が、湖西岸の中田浜の沖合200~300メートルで泳いでいたところ、10人ほどが乗れるモーターボートが突っ込んだという。
県警によると、現場はボートが航行できる区域で、県警が事故原因を調べている。近くには湖水浴場があるが、今年は新型コロナウイルスの影響で開設が中止されていた。(上田真仁、力丸祥子)
猪苗代湖西岸の中田浜(会津若松市)で6日、泳いでいた千葉県野田市の男児(8)がモーターボートとぶつかって死亡し、家族ら3人も重軽傷を負った。暑さが続く県内有数の観光地で痛ましい事故が起きた。
「どうしてあそこで泳いでいたのか」。事故を起こしたボートを操船していた男性の知人(39)は驚いた様子で話した。会津若松署によると、モーターボートには10人が乗っており、沖合200~300メートルほどのところで、男児やその母親らとぶつかったという。
署によると、この日、男児らは2家族で猪苗代湖を訪れ、浜や水の中で遊んでいた。例年、夏には近くに湖水浴場が開設されるが、新型コロナウイルスの影響で中止された。
6日午前11時ごろ、福島県会津若松市湊町の猪苗代湖中田浜で「ボートが人を巻き込んで、けが人がいる」と110番通報があった。男児(8)が死亡した。ほかに10歳未満~40代の男女4人がけがをして病院に搬送された。意識はあるという。
福島県警や消防によると、遊びに来ていた2家族が泳いでいたところ、ボートが突っ込んだという。30代女性と10歳未満の男児が重傷、40代と10代の男性が軽傷を負った。
新型コロナウイルスの影響で今夏の湖水浴は中止されていた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル