宝塚歌劇団の月組トップスター珠城(たまき)りょうが、7カ月ぶりに舞台に戻ってくる。休止期間を経て、いま胸に宿すのは「希望」の2文字。幕の上がる喜びを全身にみなぎらせている。
もともと春に予定されていた公演だったが、コロナ禍で延期に。ようやく25日に再スタートを切る。自身にとっても、2月末の御園座以来、7カ月ぶりのステージだ。
卒業するその日まで
来年2月に退団すると発表したのは今年3月。だがそれも来年8月に延期になった。「月組のみんなと過ごせて、男役でいられる時間が延びるのでしっかりとまっとうしたい。卒業するその日まで成長し続けます」と目を輝かせる。
拡大するコロナ禍で、長らくファンとも会えていない。「みなさんと交流できる時間が早くきてほしいなと思います」
休演期間中、仲間と稽古場で集えない日々が4カ月続いた。先の見えない不安を感じつつも、「なるようになる」と時に身をゆだねて穏やかに過ごした。
コロナ禍の日々にどう向き合ってきたのか、胸のうちを語ります。休止期間を経て、「呼吸がしやすくなりました」。
自由時間が増えた分、料理や映…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル