20日16:20頃、北海道礼文郡礼文町大字船泊村で突風が発生し、建物の屋根のトタンの剥離などの被害が確認されました。
21・22日、稚内地方気象台が現地調査を行い、漏斗雲または移動する渦を撮影した映像が得られたことなどから、この突風を竜巻としました。この突風の強さは風速約30m/sと推定され、日本版改良藤田スケールではJEF0に該当します。
なお、この突風の発生に際して、竜巻注意情報の発表はありませんでした。 ◆用語解説「日本版改良藤田スケール」
竜巻やダウンバーストなどの突風の強さを、建物などの被害状況から簡便に推定する風速の尺度。従来の藤田スケールに代わり、日本の建築物等の被害状況から推定する「日本版改良藤田スケール」が2016年4月から導入され、JEF0からJEF5までの6段階で表される。JEF0は風速25~38m/s(3秒平均)で、飛散物による窓ガラスの損壊、物置や自動販売機の移動・横転、園芸施設のビニルなどの剥離、樹木の枝折れといった被害がみられる。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース