内閣府は23日、今月上旬に台風10号が近づいた九州・山口の8県で、開設された避難所計5132カ所のうち、383カ所で収容人数を超える避難者が集まっていたと発表した。新型コロナ禍で収容人数を減らす中、「特別警報級」として繰り返し呼びかけられたことが原因とみている。
内閣府の調査に8県の236市町村が回答した。収容人数を超えた避難所では、他の避難所を紹介したり、避難スペース以外の場所に入ってもらったりしていた。避難所の混雑状況をホームページやSNSなどで発信していた市町村は、42自治体(17・8%)にとどまっていた。
「3密」回避のため、事前に避難所を増やしていたのは156自治体(66・1%)。10自治体(4・2%)は増やせなかったと回答した。また、台風10号接近を受けて避難所が不足し、新たな避難所を開設したのは55自治体(23・3%)だった。
内閣府は調査結果を受けて23…
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル