ののちゃんのDO科学
「なぜ渡り鳥は方向を間違えないの?」
京都府・長谷川美来さん(中3)からの質問
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- ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。
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ののちゃん 近くの家に巣を作っていたツバメが、いつの間にかいなくなっていたよ。どこに行っちゃったんだろう。
藤原先生 「渡り」のための準備に旅立ったのね。
のの 渡りってどういうこと?
先生 鳥の中には、卵を産んでヒナを育てる場所と、冬を過ごす場所を季節ごとに移動する鳥がいるの。渡り鳥って言うよ。日本で見られる渡り鳥は大きく三つのタイプに分けられるよ。春に外国から日本にやってきて子育てをして、秋になると暖かい東南アジア周辺などに向かう渡り鳥を「夏鳥」というよ。また、日本で冬を越えて、春に中国東部やロシア東部などに向かうのが「冬鳥」よ。もう一つが「旅鳥」で、ロシア北東部などと、東南アジアやオーストラリアなどを季節によって移動する途中に日本に立ち寄るのよ。大きな群れで飛ぶ鳥もいれば、単独や少数で渡る鳥もいるわ。
のの 遠くの外国まで飛んでいくんだね。でも、長い距離を飛ぶのに、どうして方向を間違えないで飛べるの?
先生 渡り鳥は地球の磁気(地…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル