小学館の人気漫画「美味しんぼ」を連想させるような、岩波新書編集部と中公新書の掛け合いツイートが話題になっている。 【ツイート集】岩波新書と中公新書の「イキな掛け合い」 岩波新書編集部は、公式Twitterで10月2日夜、次のように投稿した。 <なんだか「岩波新書は中国寄りだから~」というリプライがときどき来るのですが、そういう人たちは明日本屋に来てください。「中国」と呼ばれる地域の多元性に焦点を当てた『シリーズ中国の歴史』全5巻、とくに第5巻の『「中国」の形成 現代への展望』で、学問とはどんなものか感じさせてあげますよ。>
このツイートは2万件の「いいね」が付き、瞬く間に拡散したが、最後の一文に対して「上から目線」「偉そう」といった批判的なコメントも上がった。 岩波新書編集部はその後のツイートで、 <このツイートが「上から目線」だという批判を頂いています。「美味しんぼ」の山岡士郎の有名な言い回しを模したため、そのような印象を与えたようです>などと意図を説明した。 「美味しんぼ」は、原作・雁屋哲氏、作画・花咲アキラ氏の人気グルメ漫画で、アニメ化・ドラマ化もしている。主人公の山岡士郎が、食事をした店で自身が満足できない料理を口にすると、「明日の午後俺につき合ってもらおう、お前に本物のスシがどんなものか教えてやるッ」などと言い放つシーンで知られている。 競合他社である中央公論新社の新書部門である「中公新書」は、岩波新書編集部の投稿を引用して <岩波はん、なんちゅうもんを出してくれたんや…なんちゅうもんを…>とツイートした。 これは、美味しんぼに登場する名脇役で、京都の豪商である京極万太郎の名セリフ「なんちゅうもんを食わせてくれたんや…なんちゅうもんを…」をまねしたものとみられる。 Twitterではライバル社同士の思いがけない応酬に、「美味しんぼやり取りむちゃくちゃいい」「仲良しか!」など反響が広がっている。
ハフポスト日本版編集部
Source : 国内 – Yahoo!ニュース