岐阜県羽島市立竹鼻中学校が来年4月から、休日の運動部の部活動を、地域のスポーツクラブへ移すことになった。生徒が専門的な指導を受けられ、部活動を支える保護者や教職員の負担も減るとしている。
同校には野球、サッカー、バスケ、テニスなど12の運動部がある。計画では土日・祝日は、市内の「はしまなごみスポーツクラブ」で指導を受ける。休日の活動をやめたり、平日とは別の競技を選んだりもできる。県教育委員会によると、校内すべての運動部を地域クラブに移管するのは、県内初の試み。
保険料や入会金など部活動にかかる費用は年6900円で、移管前より1100円上がる。一方で、これまで休日に当番制で部活を見守ってきた保護者の負担は、原則としてなくなる。
剣道部の安藤杯児主将(2年)は「全中(全国大会)出場という目標を、みんなで決めた。土日もみんなとクラブで練習したい」。別の部員の母親の古田清子さん(42)は「(わが子が)一生懸命に活動している。土日にクラブに移ることで長い時間がんばれる環境ができれば」と話す。
同校では2019年度から、部活動に全員所属する仕組みをやめたり、朝練をなくしたりするなど、活動のあり方を見直してきた。増田恭司校長(59)によると、部活動の見守りの負担を減らしてほしいという保護者の要望をきっかけに、クラブ化の検討を始めた。
「地域で指導、長い付き合いができれば」
移管後も、部活動の顧問や社会…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル