クマの被害防止に向けた関係省庁連絡会議で、環境省は26日、クマの出没数が本年度増加していることの背景として、生息分布エリアが近年、各地で山間部から平野部や海沿いにまで拡大しているとの見方を示した。 クマがいない九州・沖縄地方を除いた各地で2010~17年度に実施した環境省の調査では、人里近い平野部や海沿い、都市部などで広くクマの生息が確認された。 00~03年度の調査では山間部に集中していたことから、この調査期間以降、生息域が広がっていったと分析。過疎化などで里山が荒廃し、クマが人里に近づくハードルが低くなったことが状況を加速させているとの考えも示した。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース