7月の豪雨で大きな被害が出た熊本県球磨村は31日、仮設住宅の整備が完了したため、運営を続けていた避難所3カ所を閉鎖した。最も多い時で計6カ所開設し、400人超の住民が身を寄せたが、これで避難所暮らしは解消された。 旧多良木高校(同県多良木町)に設けられた避難所では、村職員や災害支援団体のスタッフが「行ってらっしゃい」と見送り、住民らは涙ながらに別れを惜しんだ。 自宅が全壊し家族4人で避難した組合職員蔵谷勝さん(64)は「新型コロナの不安もあったが、支援がありがたかった」と感謝。移り住む仮設住宅では「ゆっくり昼寝をして日常を取り戻したい」と表情をゆるめた。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース