海外逃亡を続ける日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告(66)=会社法違反などの罪で起訴=が自身の公式ウェブサイトを開設した。空港で「パスポートに問題がある」と言われて別室に通された逮捕当日の内幕などを明かしているほか、日本の刑事司法制度を「人質司法」と改めて批判している。
「私のウェブサイトが公開されました。#TimeForTheTruth(真実の時)」
日本時間の3日夜、ゴーン元会長は約8カ月ぶりに公式ツイッターに投稿し、サイトの開設を告げた。サイトはフランス語と英語に対応。フランスで4日に出版した共著本を宣伝する狙いがあるとみられ、本に関する自身のインタビュー記事などを紹介している。
事件については、2018年11月の逮捕から19年末のレバノン逃亡、年明けの記者会見に至る出来事を時系列で掲載する。
逮捕された18年11月19日は、日産の取締役会名目で日本に呼び出されて羽田空港に到着。税関職員から「パスポートに問題がある」と言われ、別室に通された。部屋にはゴーン元会長の取調官となる東京地検特捜部の検事が待っており、「逮捕する」と告げられたという。
ゴーン元会長は19年2月に自…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル