秋篠宮さまが皇位継承順位第1位の皇嗣(こうし)になったことを広く示す「立皇嗣の礼」が8日、皇居で開かれる。憲政史上初めてとなる儀式。当初は4月に予定されたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大で延期されていた。規模を縮小して執り行われる。
8日は午前11時から秋篠宮さまが皇嗣になったことを宣言する中心儀式「立皇嗣宣明の儀」が、午後4時半から天皇陛下が皇嗣になった秋篠宮さまと初めて会う「朝見の儀」がいずれも皇居・宮殿で行われる。
立皇嗣宣明の儀では、束帯姿の天皇陛下が、秋篠宮さまが皇嗣になったことを宣言し、続いて、秋篠宮さまが皇嗣としての決意の言葉を述べる。この儀式は、今の天皇陛下が皇太子になったことを宣言した1991年2月の「立太子の礼」にならった。皇后雅子さまや秋篠宮妃紀子さまは小袿(こうちぎ)を羽織り、長袴(ながばかま)をはいた装いで臨む。
参列者の規模は縮小され、招待者は当初の約350人から約50人に絞られた。国内からは、内閣総理大臣を始めとする「三権の長」らが、国外からは外交団長が参列する。
朝見の儀では、皇嗣となった秋…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル