茨城県城里町の資材置き場で2016年2月、古物商の工藤武衛(たけい)さん(当時77)が遺体で見つかった事件で、県警は9日、無職内田潤容疑者(37)=別の事件で服役中=と、当時19歳だった同県ひたちなか市の無職の男(24)=別の事件で公判中=を強盗殺人の疑いで逮捕し、発表した。
16年2月1日朝、工藤さん宅の敷地内にある資材置き場で、工藤さんが口や鼻、両手首を粘着テープで巻かれ、顔から血を流して、死亡しているのを妻(58)が見つけた。死因は窒息死だった。
捜査1課によると、両容疑者は同日午前3時~5時45分ごろ、城里町下古内で工藤さんの首を絞めるなどして殺害し、銅線約6トン(108万円相当)を盗んだ疑いがある。県警は「捜査に支障がある」として、2人の認否を明らかにしていない。
同課によると、工藤さんは電気ケーブルや洗濯機などの中古品を売買し、事件当時、解体業を営んでいた内田容疑者と面識があった。無職の男は内田容疑者のもとで作業員として働いていた時期があったという。県警は、両容疑者が銅線を盗んでいるところを工藤さんに見つかり、殺害したとみて、詳しい経緯を調べている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル