秋田県は17日、2年後の市場デビューに向けて準備を進める秋田米の新品種「秋系821」の名前を「サキホコレ」に決めたと発表した。全国公募に寄せられた約25万件から選ばれた。響きがよくてメッセージ性が高く、明るい未来を感じさせるとの選考理由だという。発案者には賞金100万円と「サキホコレ」30キロが贈られる。
この日、東京都内で開かれた発表イベントには佐竹敬久(のりひさ)知事のほか、秋田市出身のタレント佐々木希さんも参加した。試食した佐々木さんは秋田弁で「しったげうめぇ」(すごくおいしい)と感想を話した。
秋系821は「あきたこまち」が主力の秋田米の新たな顔となる品種を目指して開発された。佐竹知事は新品種を「秋田米のフラッグシップ(最上位品種)」と位置づける。ターゲットは首都圏の富裕層や、味にこだわる料理店など。各地でブランド化をめざす新品種が登場するなか、作付け地域と生産者を限定し、「魚沼コシヒカリ」のような全国のトップブランドに育てることを狙う。
応募25万件余
名称をめぐって県は4、5月に…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル