来夏の参院選から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられるのを前に、文部科学省と総務省は、高校生が政治や選挙について学ぶための副教材を作成し、29日に発表した。選挙の基礎知識に加え、ディベートや模擬選挙の手順や取り組み例を紹介し、議論や体験活動を促したのが特徴だ。
副教材(104ページ)と、その指導方法を解説した教員向け指導書(96ページ)の2種類を作った。副教材は、国公私立の高校生の全学年向けに、年末までに約370万部を配布する。
「解説」「実践」「参考」の3編に分かれ、「実践編」では「民主政治は話し合いの政治」と位置づけ、政治についての様々な課題について話し合う重要性を説明。授業で自由に課題を設定し、質疑や論戦をする流れを示した。
模擬選挙では、①教員が示した架空の候補者を政策などから評価する②実際の選挙に合わせて自分が重視する分野について政党ごとの主張を調べて比較する――という2通りのパターンを載せた。
Article Source : 政治 – 朝日新聞デジタル
Image Source : Google Image