厚生労働省は4日、新型コロナウイルスによる感染症で10代女性が死亡したと発表した後、データ入力の誤りだったとして訂正した。厚労省が自治体に改めて確認したところ、「(死亡の)事実はない」と回答があったため、取り下げた。
厚労省は陽性者数や死亡者数について、「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」として、週1回、年代別の表などにして公表している。委託業者が都道府県から聞き取ってデータを入力する。11月26日~12月2日のデータのうち、10代女性の感染者の容体を誤って「死亡」と入力したという。厚労省は、ホームページで10代女性が死亡したとする内容を含む発生動向を4日午前11時~午後5時に掲載していた。厚労省の担当者は「今後このようなことがないようチェック態勢を改め、再発防止に努める」と話している。(富田洸平)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル