しらせに高校生の女子4人が乗り、南極へ行く――。そんな話題がSNS上で広がっている。情報源となったのが、防衛省統合幕僚監部(統幕)のツイッター。自衛隊の南極観測船「しらせ」の船内の様子を、人気アニメ「宇宙(そら)よりも遠い場所」のキャラクターが紹介する。統幕の担当者は「既存の自衛隊ファンとは異なる層。防衛省のほかの活動も知ってもらうきっかけになれば」と期待する。
しらせは第62次南極観測隊員を乗せ、11月20日に神奈川県沖から出発。新型コロナウイルス対策で、初めて寄港も補給もなしで南極に直接向かっている。
この船に、観測隊をモチーフにしたアニメに登場する高校生4人が「乗船」。統幕の公式ツイッター(@jointstaffpa)で船内の様子をリポートすることになった。出発日のツイートでは「頼もしい同行者」として紹介され、乗組員がキャラクターのイラストに敬礼する写真が発信された。今後は、乗組員の仕事ぶりなどを伝えていくという。
このアニメは、高校生4人が南極を目指す青春物語で、タイトルのひらがなだけを取り「よりもい」の略称でファンに親しまれている。2018年にテレビ放送され、製作委員会のKADOKAWAによると、米ニューヨーク・タイムズの18年の優れたテレビ番組(海外部門)10作品にも選ばれるなど、海外でも人気だ。
「乗船」のきっかけをつくった…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル