体の内側から外側からも美しく、健康に――。「可愛すぎる料理家」として話題の、韓国の料理研究家いんくん(ファン・インソン)さん(29)。性別にかかわらず肌をケアし、食事に気を使う大切さを語ってくれました。
◇
6年前から日本で暮らしています。伝統的な韓国料理から簡単で体にもいい料理まで、幅広く教える教室を開いています。ユーチューブのチャンネル「いんくんごはん」(https://www.youtube.com/channel/UCURdySaDDD41kUMrDuTQsnQ)では、料理や肌のお手入れといった美容の情報も発信しています。
僕はファン家の長男に生まれ、ソウルで育ちました。韓国社会は日本以上に「男らしさ」への圧力が高いです。
軍人一家で育った父から、「男らしさ」を期待されてプレッシャーを感じました。宮廷料理人の家系で育った祖母は「台所は女性の聖域」という意識が強く、子どもの頃、台所に入るとビンタされて厳しく叱られたことも。冷蔵庫から飲み物をとるのにも、祖母の許可が必要でした。
体のために食事や運動に気を使う男性は多いですが、「肌の手入れをするのは男らしくない」と考える男性はいまだに多い。でも体の内面の健康だけでなく、乾燥や紫外線など外からの刺激を上手に防いで、肌の健康を保つことは男女ともに重要なはずです。
日本語に興味を持ったのは
僕は生きるために、スキンケア…
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル