男鹿水族館GAO(秋田県男鹿市)のホッキョクグマ、ユキ(21歳)が26日午前1時半ごろに出産したとGAOが発表した。子グマの性別や頭数は不明。GAOでホッキョクグマが出産したのは、2012年12月に次いで2回目という。
生まれた子グマの父親は豪太(17歳)。ユキと豪太は今年の春に交尾が確認されていた。ユキはセルビアのパリック動物園生まれで、GAOでの出産は初めて。豪太はロシアのモスクワ動物園生まれだ。
野生のホッキョクグマは通常、子グマが雪の巣穴の中で移動できるようになってから、親子で外に出てくる。このためGAOの飼育員は親子のいるスペースに立ち入らず、当面、モニター越しで観察するという。
ユキは、出産や子育てのために設けられた産室の外で出産した後、子グマを口にくわえて産室に入っていった。その動画をGAOの公式ツイッター(https://twitter.com/ogaaquariumgao)で見ることができる。自然界の雪の巣穴に似せて造られた産室は、軟らかい木片が敷き詰められており、薄暗くて静かだという。(増田洋一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル