一年で最も寒い時期とされる大寒の20日早朝、世界的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されている新潟県阿賀野市の瓢湖(ひょうこ)で、ハクチョウの群れが、身を寄せ合うように、氷上で羽を休めていた。
零下2度と冷え込み、湖面は、ほとんどが氷と雪で覆われている。ハクチョウは主にシベリアから越冬のため昨年10月から飛来し、ピーク時は6千羽を越えたが、現在約2800羽がとどまっている。昨年末から続く寒波で、エサ場の田んぼが雪で覆われ、より南の石川県や長野県方面に移動する群れも多いという。
阿賀野市によると、ハクチョウは2月下旬ごろにシベリアに向かって北帰行を始め、3月中旬ごろにはいなくなるという。(杉本康弘)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル