日本酒「獺祭(だっさい)」を醸造する旭酒造(山口県岩国市)が、原料になる酒米・山田錦の品質を競うコンテストを行い、その結果が23日発表された。福岡県朝倉市の北嶋将治(まさはる)さん(47)が最高賞のグランプリに輝いた。旭酒造が市価の25倍相当の1俵(60キロ)50万円、計3千万円で60俵を買い取る。
「最高を超える山田錦プロジェクト」と題したコンテストで、今回で2回目。全国13県から2020年産の山田錦63点が出品され、米粒の厚みや、粒の中心を占める「心白(しんぱく)」と呼ばれる部分の位置や大きさなどを2度にわたって審査した。
北嶋さんは稲作を始めて27年。いまは農業法人「ウイング甘木」に所属し、26ヘクタールの水田で山田錦を7人で栽培しているという。オンライン形式で開かれた発表会で、北嶋さんは「夢のような賞をいただき本当にうれしい。昨年は台風や大雨に見舞われたが、気持ちを一つにしてこの品質にたどりつけた」と喜んだ。
準グランプリには栃木県大田原…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル