いよいよ21日に投票、即日開票される参院選。今回の選挙に向けて、読者の困りごとや疑問を取材している朝日新聞「#ニュース4U」では、投票の際に重視する「#わたしの争点」をSNSで募ってきた。各党や候補者の訴えと、自分の考え、暮らしを重ねた身近な意見が続々と寄せられた。
「政治家というと、ムスッとしたおじさんのイメージだったけど、女性やママさん、LGBTの人もいる」。千葉県松戸市の女性会社員(25)。夫婦別姓や同性婚をはじめとしたパートナーシップなどの問題を解決してほしいと考え、6月ごろから政治に関心を持ち始めた。各党の候補者の街頭演説を聞いたり、ビラをそろえたりして情報を収集しているという。
今回の選挙では、LGBTについて多くの党が言及していると感じる。「少し政治が身近になったと感じる一方、色々なことを聞きすぎて情報が多い。ギリギリまで迷いそう」
大阪府池田市の主婦(67)は、子どもが不登校になり、6年ほど引きこもりになった経験から、「職業訓練など長い時間をかけて安心した生活を取り戻せる公的な個別支援を」と求める。現状では公的支援の施設は数少なく、民間支援は高額で家庭への負担が大きいと思う。
仕事の紹介だけでなく、定着するまでサポートする施設が必要と考えてくれている党はあった、という。ただ、「まだ投票するか決めていない」と慎重な声を寄せた。
「僕のような非正規雇用を正規雇用することが経済を安定させる」。仙台市に住む契約社員の男性(36)は、精神障害があり、2月に就労訓練を受けて障害者雇用枠で就職した。昨年4月の法改正で精神障害者の雇用が義務化されたが、まだ就職できない当事者も少なくないと感じる。「障害者も健常者も同じように働いて、しんどいことも楽しいことも共有する。そんな社会を実現させてくれる党はどこなのか」
あなたは投票にどんな思いを重ねますか?(波多野大介、山根久美子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル