「わがバーもパンデミックのどん詰まりここらあたりが岐路かもしれぬ」
マスターの山下敦さん(63)の一首が、昨年12月17日付の朝日新聞北海道版「歌壇」に載った。コロナ禍のさなか、閉店は熟考の末の決断だった。
農業や酪農が盛んな北海道十勝平野の中心、帯広市。帯広駅前のビジネスホテル街の一角、すし店などの飲食店が入る小さな建物の2階にそのバーはある。
ドアを開けると、ジャズの調べ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル