バレンタインデーの14日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで唯一のオスのジャイアントパンダ・永明(エイメイ)に、メスの良浜(ラウヒン)や、2頭の間にできた娘たちの似顔絵が描かれた6個のクッションが贈られた。
28歳の永明は昨年11月に16頭目の父親になり、飼育下で自然交配して繁殖したジャイアントパンダの世界最高齢記録を更新した。
人間ならば80歳を超えている永明。お気に入りのベンチでくつろぐ助けにと、麻袋に乾燥させた竹や袋の切れ端を詰め、パンダの飼育スタッフの陣内郁佳さんがメスのパンダたちの似顔絵を描いた。
永明は娘の桃浜(トウヒン)が描かれたクッションに体をこすりつけたり抱きかかえたり。飼育スタッフの品川友花さんは「思った以上に気に入ってくれたようでよかった。いつまでも元気でいて欲しい」と話した。
末の娘は生後84日を迎え、体重は4440グラムに。体長は60センチを超え、母親の良浜が口でくわえるのに苦労するようになってきた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、公開予定は未定になっている。(大野宏)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル