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ごはんラボ 豚とリンゴの蒸し煮
電子レンジは「マイクロ波」という電磁波で直接食品を温めるので、スピード調理が得意――。2019年7月のごはんラボ(温野菜サラダ)では、レンジの特長をこのように紹介しました。今回は、その特長をおさえたうえで、苦手なところをどう補うか考えていきます。
電子レンジの短所の一つは温まりすぎる所とそうでない所の差が出やすいこと。調理科学監修の佐藤秀美さんによると、特に多くの食材を一度に温めた場合、食材ごとにマイクロ波の吸収が違うため=COOKERY SCIENCE参照=、ムラになりやすいのです。
今回のレシピは、豚肉にすりリンゴをあらかじめ混ぜ、さらにすき間をタマネギや角切りリンゴで埋めています。このように食材を混ぜ込んでおくと、加熱の進みが食材ごとに違っても隣の食材に熱がすぐに伝わり、均一に温めることができます。
料理監修の渡辺あきこさんは「量が多くなると加減が難しくなりますが、少量を手軽に作るのに便利です」。(小林未来)
豚とリンゴの蒸し煮
(材料・2人前) 料理監修:渡辺あきこさん(料理研究家)
□ 豚ロース肉(トンカツ用) 2枚(200g)
□ 塩 小さじ1/2
□ コショウ 少々
□ タマネギ 50g
□ リンゴ 1/2個
□ 白ワイン 大さじ1
□ バター 10g
□ あらびき黒コショウ 少々
【作り方】
①タマネギは繊維に直角に薄切りにする。リンゴは皮と芯を除き、半分はすり下ろし、半分は2cm角に切る。豚肉は3cm四方に切る。
拡大するタマネギは繊維を断つように切ると早く軟らかくなる。あえて煮崩し、ソースのような仕上がりにする
②豚肉に塩、コショウを振り、す…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル