急速に発達する低気圧の影響で16日午前、北海道や東北では荒れた天気となった。未明から午前9時までの最大瞬間風速は、青森県東通村33・5メートル、秋田県湯沢市26・9メートルなど、6地点で観測史上最大を記録。2月としては記録的な降水量や風の強さとなっている。
気象庁は、北海道の日本海側では16日から17日明け方にかけて「数年に一度の猛吹雪」となる恐れがあると発表。見通しがまったくきかなくなり、屋外での行動は危険なため外出を控えるよう呼びかけている。北海道や東北の日本海側を中心とした広い範囲では18日ごろまで、暴風雪などへの厳重な警戒が必要という。
日本海側の山沿いでは断続的に強い雪も降っている。17日午前6時までの24時間降雪量の予想は多いところで、東北と北陸60センチ▽北海道50センチ▽東海40センチ▽近畿20センチ▽四国と九州北部5センチ。その後の24時間では、それ以上の降雪量が予想されており、気象庁は大雪による車両の立ち往生などに注意するよう求めている。(山岸玲)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル