日系メキシコ人の一行がこの夏、日本で「ルーツ探し」の旅をする。第2次世界大戦中に日系メキシコ人は、差別や冷遇などの対象となったため、日本とのつながりを隠す傾向にあったという。消えかけた日本との絆を深めようとする日系の子孫たちが、日本の親戚や1世の出身地を訪れる。
市民講座を機に
来日するのは、メキシコ北部の都市モンテレイの日系2世、3世、4世、5世の計8人とその家族。2015年に始まった市民講座で、日本からの移民について学び、戸籍などで家族の歴史をさかのぼる調査方法などを習得した人たちだ。24日にメキシコ大使館(東京都千代田区)で開かれるシンポジウムで成果発表などをした後、富山、岐阜、三重、山口、福岡、沖縄の各県へ向かい、それぞれの「地元」を訪ねる。
市民講座の開設は、指導するメ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル