体に装着して力仕事やリハビリを助ける「パワーアシストスーツ」を使った運動会が6日、広島県福山市のエフピコアリーナふくやまであった。公募で集まった約50人が腰や背中に機器を着けて、リレーや障害物競走に挑んだ。
手足にまひがある患者のリハビリにパワーアシストスーツを活用する福山市民病院リハビリテーション科の有志らが「楽しみながらロボットに触れてほしい」と主催。東京五輪・パラリンピックにちなみ、「ロボ人(じん)ピック」と名付けた。
趣味で家庭菜園を楽しむ横溝信介さん(40)=岡山県倉敷市=は「しゃがんだ姿勢を維持しても筋力を使わない。農作業にいいな」。腰痛持ちで、理学療法士を目指している大学生、川上愛加さん(20)=同=は「痛めている筋肉に負荷がかからない。自分の筋肉の代わりをしてくれるようだった」と話した。(佐藤英法)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル