天王寺動物園(大阪市天王寺区)は13日、雄のアムールトラ「センイチ」が死んだと発表した。生まれた2003年にリーグ優勝した阪神タイガースの星野仙一監督(当時)にちなんだ名前で親しまれた。アムールトラとして国内最高齢の17歳だった。
センイチは3月に入り食欲が落ち、2日前からエサを食べなかったという。飼育員がこの日朝、寝室でセンイチが呼吸をしていないことに気づき、獣医師が死亡を確認した。
同園のアムールトラはセンイチだけだったが、16日に雄の「風(ふう)」(1歳)を秋田市大森山動物園から迎える予定だ。獣医師の安福潔さん(57)は「もうすぐ来る若い風から力をもらい、元気な姿を見せてくれると思っていた。急なことで悲しい」と話した。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、献花台は設置しないという。(浅沼愛)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル