西日本鉄道(福岡市)は25日、福岡市東区の遊園地「かしいかえん シルバニアガーデン」を12月30日で閉園すると発表した。四季の花々が楽しめる庭園や観覧車などのアトラクションが地域の人らに親しまれたが、近年はレジャーの多様化や少子化の影響で来園客が減少。コロナ禍が追い打ちをかけた。
かしいかえんは、前身の施設が1956年に開園した。最盛期の86年度には年間約57万人が訪れ、記録が残る82年度以降の累計来園客は1300万人に上る。
2009年には人気キャラクターをテーマに、施設を改装してテコ入れを図ったが、客足は戻らなかった。ここ数年の来園客は30万人ほどで推移し、今年度の来客はコロナ禍での休園もあり、約13万人にとどまる見込みだ。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル