2015年11月に茨城県取手市立中3年の女子生徒=当時(15)=がいじめを受けて自殺した問題で、取手市は25日、遺族に寄り添う対応をせず、いじめ防止対策推進法に基づく第三者委員会の設置を怠ったなどとして、当時の市教育委員会の部長(60)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。
市は「いじめによる重大事態に該当しない」と判断したことや、第三者委を設置せず県が調査することになったこと、県の報告書がまとまるまでに3年5カ月かかり、遺族に長い間、心痛を与えたことなどを処分の理由に挙げた。
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