青森・竜飛(たっぴ)崎沖の津軽海峡で26日午前2時40分ごろ、中国海警局所属の公船「海警」2隻が日本の領海内を航行した。
領海にとどまるなどの不審な行動をしないよう第2管区海上保安本部が呼びかけたところ、2隻は約30分後に領海の外に出た。その後、2隻は同6時45分ごろに再び大間崎沖で領海内に入り、約1時間後に領海外へ出た。
この海域で中国公船が領海内を航行するのが確認されたのは、2017年7月以来2度目。国連海洋法条約では、沿岸国の平和や秩序、安全を害しない限り、すべての船が他国の領海内を航行する「無害通航」の権利が認められている。
海保によると、沖縄・尖閣諸島周辺での領海侵入は無害通航とみなしていないが、今回の航行は無害通航にあたる可能性もあるという。(贄川俊)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル