新型コロナウイルスの国内の感染者は、8日午後7時現在で、新たに7244人が確認された。1日あたりの人数としては過去4番目に多く、今回の緊急事態宣言の期間中では最多となった。7千人を超えるのは1月16日(7042人)以来、4カ月ぶり。地域別では14道県で過去最多となり、都市部だけでなく地方に感染が拡大していることがうかがえる。
厚生労働省によると、重症者数は7日時点で1131人となり、過去最多だった6日と同数だった。
感染者が最多だったのは東京都の1121人、次いで大阪の1021人。東京が大阪を上回ったのは3月30日以来となった。1日あたりの感染者数が過去最多となったのは、北海道と群馬▽新潟▽石川▽愛知▽滋賀▽岡山▽広島▽香川▽福岡▽佐賀▽長崎▽熊本▽大分の各県。九州では5県で最多を更新した。
この状況について、大型連休の影響を指摘する声があがった。「外出や旅行をした中で、陽性になった人が出ている」(東京都の担当者)、「レジャーで県内を訪れた人が多かったことが影響しているのではないか」(群馬県の担当者)。新潟県では連休明けの6日に受診した人が多く、県担当者は「連休中に受診を控えた反動とみられる」と話した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル