コロナ禍で休校になったとき、子ども向けのわかりやすい料理本があれば――。そう考えた岐阜県垂井町大石のフリーカメラマン兼編集者の瀧知子さん(44)が、簡単な手順の料理を紹介するレシピ本「今日からぼくがクッキング」を自費出版した。子どもたちの大好きなメニューを、豊富な写真で紹介している。
瀧さんは県内の情報誌編集長などを経て、現在は食育フリーペーパーや企業ウェブサイトなどの写真撮影や編集を仕事にしている。
小学校6年の長男(11)とこども園に通う長女(5)がおり、新型コロナウイルスによる昨年3月からの休校時には、子どもたちと料理する機会が増えた。子ども向けの料理本を探したが、説明が難しかったり、手順が複雑だったりして、大人の協力が必要なものが多かったという。
瀧さんは「レシピを見ただけで理解できる、初心者の小学生でも手に取りやすい料理本が作れないか」と考えた。子どもがいる仕事仲間で愛知県在住のデザイナー、フードコーディネーター、料理研究家の女性3人に声をかけ、本づくりに取り組んだ。30人近くの小学生らに料理の好みやつまずくポイントなどを聞いてメニューを選び、わかりやすい作り方や説明を心がけた。
キャッチコピーは「世界一!…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル