埼玉県は13日、県が開設している高齢者向けの新型コロナウイルスワクチン接種会場(さいたま市浦和区)で、60代の男性1人に空の注射器で注射してしまった、と発表した。空気0・2ミリリットルが体内に入ったが、男性の体調に異変はないという。
県によると、13日午前、看護師が男性に注射している最中に、ワクチンが入っていないことに気づいた。この日は午前中に840人への接種が予定されており、看護師6人が朝に注射器を準備。ワクチン1瓶から注射器10本に0・5ミリリットルずつ入れることになっていたが、注射器1本分が瓶に残っていたという。
県は再発防止のため、ワクチンを注射器に入れる際に複数の看護師で確認するとともに、接種時にも再確認することにした。(岡本進)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル