地毛証明の規定が8校、ツーブロックの髪形禁止が27校。日本共産党北海道議会議員団が北海道立高校の校則実態調査を行ったところ、こんな結果が出た。
頭髪の色に関しては、美容室のカラーサンプルを基準とする細かな規定を設けている学校もあった。
同議員団が今年3月、全日制の道立高校191校を対象に道教育委員会に資料請求を行い、校則を取り寄せて集計を行った。
頭髪に関する規定があるのは179校(93・7%)。パーマをかけたり染めたりするのを禁止しているのは175校(91・6%)で、いずれも9割以上だった。
生まれつきのくせ毛や髪の色などを届ける「地毛証明」の規定がある高校は8校(4・2%)あった。校則の記述には「癖毛や髪の色が元々茶色いものは入学時に提出した癖毛届で判断」というものがあった。
なかには「本校では頭髪の色の基準として美容室のカラーサンプルを使用しており、適合基準を規格の4番以下の黒さと定めています」といった細かい規定のある学校もあった。
男性に多い段差がある髪形「ツーブロック」の禁止が明記されている高校は27校(14・1%)あった。
服装については、5校(2・…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル