京都産業大や宇宙航空研究開発機構、東京大、立教大が開発する小型探査機を搭載した彗星(すいせい)探査機が、2028年にも打ち上げられる。欧州宇宙機関(ESA)を中心とした国際プロジェクトで、観測に適した彗星が出現するまで宇宙空間で「待ち伏せ」するのが特徴。彗星がやって来たら接近し、小型探査機を放出して観測する計画だ。
彗星は楕円(だえん)軌道で、太陽を周回する。核は氷やドライアイス、岩などがまじった「汚れた雪だるま」で、太陽に近づくたびに熱で溶けてガスなどが噴き出し、尾を引く。
太陽に初めて近づく彗星は熱などの影響を受けていないため、できた当時の姿を保っている。観測できれば彗星の成り立ちの解明につながると期待される。
だが、こうした彗星はいつやっ…
980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル