多田晃子、上保晃平 伊藤繭莉
千葉県八街(やちまた)市でトラックが小学生の列に突っ込み児童5人が死傷した事故で、呼気から基準値を超えるアルコールが検出され、自動車運転死傷処罰法の危険運転致死傷容疑で送検されたトラック運転手梅沢洋容疑者(60)が「事故前にコンビニで酒を買って車内で飲んだ」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。車内からは焼酎の空の容器が見つかり、県警は事故前にどこで酒を飲んだかなどを調べている。
捜査関係者によると、梅沢容疑者は事故当日の6月28日、東京都内の建設現場に資材を運んだ後、八街市内の勤務先に帰る途中、コンビニで焼酎を購入。都内から勤務先に帰るまでに高速道路を利用しており、パーキングエリアに立ち寄ったとみられる。県警は、梅沢容疑者が車内などで飲酒した可能性もあるとみて、場所の特定を進めている。
事故は同日午後3時25分ごろ発生。下校中の八街市立朝陽(ちょうよう)小の児童5人が巻き込まれ、男児2人が死亡。女児1人が意識不明の重体となり、男児2人が重傷を負った。梅沢容疑者は同法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕された。
捜査関係者によると、現場近…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル