北海道内では8日、新型コロナウイルスの感染者が新たに62人確認された。死者はなかった。新規感染者数は5日連続で1週間前を上回り、2日連続で50人を超えた。政府は道に適用している新型コロナ対応の「まん延防止等重点措置」を11日で解除する方針。ただ、道内では感染力が強いとされる変異ウイルス・デルタ株の感染疑いが増え、8日には札幌市で新たに5人の感染疑い事例が出た。道内での感染再拡大への不安が出始めている。
保健所設置4市(札幌、旭川、函館、小樽)が公表した新規感染者数は、札幌41、旭川4、函館2、小樽1。道庁が公表した他地域の感染者数は14人。振興局別の内訳は、後志1、胆振1、オホーツク6、十勝6。
また、札幌市は8日、デルタ株への感染が疑われる事例が新たに5人確認されたと発表した。道内では6月29日に札幌市で初めて感染疑い例が確認されており、累計で8人となった。
札幌市保健所によると、新たに感染疑いの可能性が出ている5人のうち、1人は市外在住で道外との往来があった。4人(中央区、北区、白石区、豊平区在住)は道外との往来はないという。5人の濃厚接触者は計20人程度で、市はPCR検査を進める。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル