首都圏で無観客開催が決まった東京五輪の大会ボランティアについて、大会組織委員会は9日、五輪・パラリンピックに従事する約7万人を削減しない方針であることを明らかにした。組織委は「別会場または別の役割で活動してもらいたいと考えている」としている。
1都3県の会場が無観客になったことで、観客案内などのボランティアが大幅に縮小される見通しとなったが、組織委は取材に対し、役割や活動がすでに決まっている大会ボランティアについて「別の仕事や役割を案内する予定。ご本人の希望を尊重し、丁寧なコミュニケーションを取っていく」とした。具体的な対応が決まり次第連絡するという。
無観客が決まった8日、武藤敏郎事務総長は記者会見で、ボランティアや観客輸送のバスについて「縮小について詰めていく」と語っていた。SNS上などでも「ボランティアスタッフはどうなるの」「削減されるのかな」と先行きを不安視する声が相次いでいた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル