警察官が私用で運転する車の速度超過違反を見逃したとして、北海道警は、方面本部の30代の男性巡査部長を犯人隠避と証拠隠滅の疑いで書類送検し、減給100分の10(6カ月)の懲戒処分にしたと、14日発表した。
監察官室によると、巡査部長は、道内の国道で交通違反の取り締まりをしていた昨年8月30日午後8時20分ごろ、30代の男性巡査部長が速度超過したのを見逃し、同9月3日に速度を記録した文書を破棄した疑いがある。巡査部長は「手続きが面倒だった」と話しているという。道警は見逃された巡査部長も戒告の懲戒処分とした。
また、物損事故を起こして逃げたとして、道警は20代の男性巡査長を道交法違反(事故不申告)の疑いで書類送検し、停職6カ月の懲戒処分とした。事故の約2時間後に呼気検査を受け、摘発の基準値未満の酒気を帯びていたという。15日付で依願退職する。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル