東京オリンピック(五輪)で開閉会式のディレクターを務める小林賢太郎氏が解任されたことについて、過去にお笑いコンビ「ラーメンズ」としてともに活動していた俳優の片桐仁さんが22日、「23年前のラーメンズのコント内での極めて不適切なセリフにより、多くの方々に不快な思いをさせてしまい、深くお詫(わ)び申し上げます」と謝罪のコメントを出した。
小林氏は「ラーメンズ」として活動していた時のコントで、ナチスによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を揶揄(やゆ)するセリフを用いていた。小林氏はこの日、大会組織委員会を通じてコメントを出し「私が書いたコントのセリフに、極めて不謹慎な表現が含まれていました」などと謝罪していた。
片桐さんは「当時、差別的な表現や不謹慎な言い回しに対する意識が低く、それによって不快な思いをする相手の方がいることを、想像出来ていませんでした」「事の重大さに気付かず、自分自身が演じてしまったことを反省しております」とコメント。「二度とこのようなことがないように、表現をする際には、一度立ち止まって考えることを心がけたいと思います」とした。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル