元従軍慰安婦を象徴した「平和の少女像」などの展示を3日に中止した愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」は4日、芸術祭の芸術監督を務めるジャーナリストの津田大介氏らのトークショーを中止すると公式サイトで発表した。
「8月4日(日)13:00―14:30に名古屋市美術館で予定していた「アーティストトーク Sholim×GIFMAGAZINE×津田大介」は、諸般の事情のため中止することになりました。ご来場を楽しみにしていただいたみなさまに心よりお詫びいたします」
少女像は国内の美術館やイベントで近年、撤去や公開中止となった作品を集めた企画「表現の不自由展・その後」の一つとして出品された。実行委は少女像だけでなく、昭和天皇とみられる人物を扱った作品などを含め企画全体の中止を決めた。事務局によると、開幕からの2日間で抗議の電話とメールは計約1400件に上ったという。実行委員会の会長を務める大村秀章・同県知事は3日に記者会見し「テロや脅迫ともとれる抗議があり、安全な運営が危ぶまれる状況だ」と理由を述べた。
同祭は「ご来場の皆さまの安全確保のため、本日(2019年8月3日)より、津田大介のイベント出演を当面の間、見合わせます」としている。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース